製作年度 2004年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 112分
監督 ポール・ハギス
製作総指揮 アンドリュー・ライマー 、トム・ヌナン 、ジャン・コルベリン 、マリーナ・グラシック
原作 -
脚本 ポール・ハギス 、ボビー・モレスコ
音楽 マーク・アイシャム
出演 サンドラ・ブロック 、ドン・チードル 、マット・ディロン 、ジェニファー・エスポジート 、ウィリアム・フィクトナー 、ブレンダン・フレイザー 、テレンス・ハワード 、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス
バランスの取れた、というか取った映画ですね。
ま、往々にして映画をビジネスとして作っている国ではよくある形態ですが。
いやけっしてけなしている訳ではないんです。
嘆きがあり救いがある、良く練りこまれた映画だと思います。
パズルのピースを一つ一つはめ込んでいく。
そして出来上がった絵は、、ロサンゼルスの雪化粧・・・
綺麗じゃないですか。
ポール・ハギスのファンタジー映画です。
街を歩けばよくぶつかったりするだろ?
でもロスじゃ触れ合いは皆無
人々はたいてい車の中にいる
でも触れ合いたいんだ
ぶつかりあって何かを実感したいんだ
でも心がぶつかることはない
金属やガラスの後ろに隠してしまうから
この映画が秀逸だと思うのは、ロスに長年在住するポール・ハギスが身の周りで感じてきたアメリカ人の人間模様(人種差別を含め)を曲げることなく丁寧に描いている点。変に飛躍する事もなく等身大で描かれているように感じる。これが日本人である私に訴えるかけてくる。
いいんですよ、綺麗な映画で。
ポール・ハギスがやさしく語りかけるこの言葉。
垂れ流される刺激的な情報も真実の断片でしかない。
ただもう一捻り、魂を込めて欲しかったかも。
そうすれば更なる輝きを放っていたことでしょう。
映画の神様はまだ降りてきてはいなかった。
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何だかいまいちな様に書いちゃいましたが、いい映画だと思います。
イーストウッドの一連の映画も好きだし、当然この人の次に映画も見てみたい。
それから評判みてると『マグノリア』出てきますね。右に同じ。
後は『アモーレス・ぺロス』あたりか。